ブックタイトル第11回 大阪学術大会論文集

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概要

第11回 大阪学術大会論文集

メディカルハイドロバッグをもちいた関節整復PVL(脳室周囲白質軟化症)患者の著効した一症例について結果、半年前まで自立座位すらとれなかった女児が、サポートすれば立ち上がり、立位を保持できるところまで回復が確認できた。これは、関節の整復による関節機能の正常化(関節アライメント、解剖学的位置関係、関節の潤滑機能回復)が、関節の運動機能、神経反射、随意筋の神経伝達等の改善となり、運動療法に認められる末梢から中枢への働きかけが、直立二足歩行に向けた運動発達の回復の機序として働き、女児の自立した生活の質、活動の量ともに向上したと考える。15)笠井浩一、川西弘晃:メディカル・ハイドロバッグ(流体圧応用整復器具)を使用した整復とコンディショニング公益社団法人大阪府柔道整復師会第10回大阪学術大会発表論文2016年16)河島則天:歩行運動における脊髄神経回路の役割国リハ研紀30号平成21年■参考文献1)猪飼哲夫、米本耕三、宮崎佐年、小林一成、福田千晶、杉本淳、安保雅博:脳卒中片麻痺患者の肩関節亜脱臼の検討、リハ医学vol29 No.7 1992年2)清水暁、高橋泰彦、廣田誠、篠原宏之、中山賢司、山本勇夫、藤井清孝:脳卒中に合併する顎関節脱臼の臨床象、脳卒中31;251-255 2009年3)楠和佐子:片麻痺に対するボバース法治療―理論と実際―臨床理学療法第1巻第4号4)平井真由美、岡田ゆかり、藪中良彦、平井千香、横川恵美、吉田真司、河中誉真:痙直型四肢麻痺児―症例の入園中の粗大運動能力変化、第39回日本理学療法学術大会抄録集Vol31 Suppl No25)中林紘二、水野健太郎、児玉隆之、甲斐悟、高橋精一郎、広瀬伸一、髙嶋幸男:脳室周囲白質軟化症における脳の可塑性と神経再生に関する免疫組織化学的研究、理学療法化学第4巻5号2009年6)橋本和広:脳室周囲白質軟化症の診断と予後、脳と発達第28巻第2号1996年7)茨聡、荻田幸雄:脳室周囲白質軟化症、日産婦誌52巻9号2000年8)戸苅創、藤本伸治:脳室周囲白質軟化症の定義に関する研究、平成7年度厚生省心身障害研究「新生児期の疾患とケアに関する研究」9)續晶子、津川敏:脳性麻痺児における運動療法の違いによる運動発達獲得効果と育児不安について、小児保健研究第66巻第2号2007年10)中林紘二、高橋精一郎、甲斐悟、児玉隆之、大坪健一、水野健太郎、髙嶋幸男:脳室周囲白質軟化症における脳の可塑性・再生、理学療法基礎系43 P3-0722009年11)井上貴史:カラー人体解剖学西村書店12)坂井建夫、松村譲兒:プロメテウス解剖学アトラス医学書院13)小林陽之助:小児科学金芳堂14)津山直一:整形外科医のための神経学図説南江堂35