ブックタイトル第11回 大阪学術大会論文集
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第11回 大阪学術大会論文集
低コストで出来る膝関節の軽度屈曲位の固定~膝関節の過伸展を防止~松永泰栄東大阪支部/松永栄整骨院■水さえあれば何処でも出来る固定臨床施術や救護現場などでACL(前十字靭帯)の損傷施術で軽度屈曲位にて固定を施したい時に使用できる。ACL損傷は、運動学的に伸展時になるとストレスを発生し余りよくない状態なので膝関節の過伸展位予防に繋がる。特に段差など、階段での過伸展防止に繋がる。MCL(内側側副靭帯)損傷や半月板損傷の施術に用いられ、例えば、スポーツ現場での固定をしたままでも軽度損傷の場合は競技を続けられるメリットもある。低コストで出来る固定法である。■固定の仕方B4サイズの厚紙(特殊な厚紙)をカットし角の部分を切り落として丸みを作り、皮膚及び身体に接触する角度を調整する(図1)。2.角を落とし斜めに1cmハサミを入れる。紙の長所を出すため凹凸傾斜に対応。図2厚紙を水に浸し、よく水をタオルで拭き取り厚紙の下に枕子を敷き、厚紙がはみ出ない様に枕子で保護する(図3)。1.厚紙をカット図1次に斜めに1cmハサミを入れる。これにより紙の習性を用いて関節の傾斜や凹凸に適応する理想の固定が実現できる(図2)。3.厚紙の下に枕子を敷く。クッションと紙が皮膚に触れないため。図3次に患者の膝に軽度屈曲位の状態で枕子を敷き、厚紙を内側・外側に当て4列包帯もしくは晒などの包帯で固定を行う(図4)。29