ブックタイトル第11回 大阪学術大会論文集
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第11回 大阪学術大会論文集
耳への振動刺的激安による定を考肩えた関節載の距可突動起域テーピング改善についての検証~静的安定から動的安定~嶋田薫温金田英河貴井、好柳照永善福島支部/福島しまだ整骨院日整公認私的研究会柔整ひかり会西成支部/河井整骨院生野支部金田整骨院(金田英貴)/吹田支部みらい鍼灸整骨院(柳永善)■キーワードバイタルリアクトセラピー、YPバイタルリアクター、振動刺激、MASAテスト従来の施術法では肩の痛みやコリ、可動域制限に対して肩関節周囲に、直接電気刺激や手技療法などを使い症状の緩和や血行促進、アライメントの改善を狙うものが多いが、今回はバイタルリアクターを使い、神経刺激による運動機能への影響を検証した。身体のバランス器官である「耳」への刺激にて肩関節の可動域拡大に良好な結果が得られたため発表する。ストレスなどにより脳がコントロールミスを起こし、それが神経の麻痺または、過分極を起こす。それにより筋緊張異常から骨格構造の歪みを起こし、運動器の痛み(傷み)につながり、結果、症状につながる(=運動器疾患の脳神経麻痺)と考える。まず、今回の検証を発表するにあたり最も重要なキーワードである『バイタルリアクトセラピー』を説明する。バイタルリアクトセラピーとは、日本の柔道整復師・山﨑雅文氏が考案した施術法で、YPバイタルリアクター(図1)と呼ばれる特殊な医療装置を用い、従来のカイロプラクティック効果に加え、世界で初めて脳へのアプローチとα(アルファ)波・θ(シータ)波・δ(デルタ)波を用いての共鳴振動刺激による治癒反応を引き起こした施術法である。対象は骨格・筋肉・関節の傷病のみならず広く多様な疾患に有効とされており、医師と連携してのレントゲン検査や、DTGダーモサーモなどの計測器を用いるなどして、施術目標や施術効果を数値化・グラフ化・視覚化し統一された徒手検査などに基づいて適切な施術を行うことができる。今回は、本来のバイタルリアクトセラピーの手法の一つである耳介への刺激に限定し、肩関節の可動域改善のみに対する検証とする。施術ポイントである耳介(図2)に、バイタルリアクターを用い刺激の種類はθ(シータ)波の波長を選択し、バイタルリアクターが算出した生体に共鳴を起こしやすい周波数の振動刺激を使用し、刺激のパワーは10ポンドとし、平均刺激時間は約3秒であった(ピエゾ電気の圧電効果により神経に反応を起こすものと考える)。治療ポイントである耳介図2<症例1>30代男性右肩の拳上時痛み→術前115°が術後180°(外転)へ(図3)YPバイタルリアクター図3図122