ブックタイトル第10回 大阪学術大会 論文集

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概要

第10回 大阪学術大会 論文集

バランス能力に対してストレッチポールが及ぼす影響測定の結果、エクササイズ後の閉眼片足立ちの左脚でのバランス能力、さらに右脚でのバランス能力共にスコアは全体的に上昇する傾向にあった。■考察結果から、ベーシックセブン後に記録時間が上昇した者としていない者に分かれた要因は、集中力の低下や下肢の疲労の蓄積があると考えた。また、左軸足時に有意差が見られたのは、被験者には普段から右足荷重の人が多いと考え、ベーシックセブン前は重心が右に片寄っており、ベーシックセブン後に左右差が均等になった結果、左脚の片足立位時間が上昇したと考えた。■結語全てを終え、実験を行った被験者の閉眼片足立ちは全体的に記録が向上した。よってポールを用いたベーシックセブンはバランス能力の向上に適していると言える。また被験者の中には閉眼片足立ち開始と同時にふらつく者がおり、バランスを失い足を着いてしまうことがあったが、ベーシックセブン後にはそのふらつきが軽減され記録が向上した。高齢者が転倒する要因として歩行時のふらつきや足の上げにくさなどがある。それらを改善する方法としてベーシックセブンが有効だと考える。ストレッチポールはバランスポールより使用時の安全性も高いことから今後の現場での応用も期待できる結果を得ることができた。03