ブックタイトル第10回 大阪学術大会 論文集

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第10回 大阪学術大会 論文集

バランス能力に対してストレッチポールが及ぼす影響奥崎笙、池野伸、岸田吉正、橋本凌、水谷達哉大阪府柔道整復師会専門学校■キーワード閉眼片足立ち、ストレッチポール、ベーシックセブン、静的立位バランス閉眼片足立ち■はじめに後期高齢者の人口が増加する一方であるのと同時に、転倒による外傷も増加の傾向にある。その原因の一つとして高齢者のバランス能力の低下がある。実際に先行研究では転倒の要因としてバランス能力が関係していることが示唆されており、予防にはバランス能力の向上が必要であると考えた。現在、臨床ではバランス能力の改善を図るためストレッチポール・エクササイズが実施されている。しかし、現時点でストレッチポールとバランス能力の関係性が示されている研究論文は少なく、研究の余地があると考え、ストレッチポールによる実験および検証を行った。図12.ストレッチポールを用いてのベーシックセブンベーシックセブン前の基本姿勢■方法対象:本校の男子学生15名研究方法:バランス能力の指標は閉眼片足立ちを採用した。最初に閉眼片足立ちを左右5回ずつ、計10回測定した。その後、ベーシックセブンを行い、エクササイズ終了直後に最初に行った測定と同じ方法で再度閉眼片足立ちの測定を行った。1.閉眼片足立ち基本姿勢:手を腰に当て目を閉じ片足を床から10cm程度浮かせる(図1)。左右5回ずつ、計10回測定した。1回の測定終了ごとに1分のクールダウンを設け、最大測定時間は180秒とした。閉眼片足立ちの終了条件は下記とした。1.支持脚が床面から動いた時2.支持脚以外の体が床面に接触した時3.閉じた眼を開いた時4.腰に当てている手が離れた時図21予備運動胸開き運動図301