ブックタイトル第10回 大阪学術大会 論文集
- ページ
- 10/58
このページは 第10回 大阪学術大会 論文集 の電子ブックに掲載されている10ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 第10回 大阪学術大会 論文集 の電子ブックに掲載されている10ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
第10回 大阪学術大会 論文集
基礎代謝と体重と筋の割合が肥満に与える影響~柔整専門学校学生間の比較から~平田優香、木村一喜、千田麗王、竹内玲雄、藤波歩大阪府柔道整復師会専門学校■キーワード肥満、筋肉率、基礎代謝、BMI■はじめに「肥満と痩せ」は現代病の根幹にかかわる重大因子である。特に肥満は生活習慣病の原因とされ日本人の死因にも大きくかかわる。肥満の判定基準として一般的に利用されているものに、BMI値がある。目安としては、普通体重18.5~24.9、肥満1度は25.0~29.9であり、最も病気になりにくいのは22~23であるといわれている。肥満症の原因は、基礎代謝、筋割合、体脂肪率、内臓脂肪の割合、運動による消費カロリー等の関係性が述べられる。厚生労働省が発表している健康日本21においても肥満症を改善し健康づくりを支援するための環境準備が示されている。しかし先行研究では肥満症のリスクの高い成人を対象としたものや、子供の肥満症について述べられているもの、肥満や痩せの定義における論文が多く散見され、私たち学生世代や実態を調査したものに関する論文が見られない。そこで私たちは健康的な体づくりを目指すことを目的に、本校学生の基礎代謝と体重と筋の割合が肥満に与える影響を調査検討することとした。■方法対象者は本校生徒30名とし、先行研究から以下の3群に分け比較する。(A群)BMI20未満(B群)BMI20以上・23未満(C群)BMI23以上検証にはOmron社製の体重計と体温計を用い、体重、基礎代謝、筋肉率、体脂肪率、内臓脂肪レベル、体内年齢、運動前後の体温を測定。KONAMI社製の自転車エルゴメーターを用いて運動前後脈拍と体力テスト値での評価、消費カロリーを測定した(図1)。検証の方法図107