ブックタイトル第9回 大阪学術大会論文集 2015

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概要

第9回 大阪学術大会論文集 2015

肩関節障害に対する鎖骨へのアプローチ■方法胸鎖関節・肩鎖関節の浮上・不安定性が確認でき肩の痛み・首の痛みを訴える患者さんへ鎖骨を長軸方向へ伸張した施術を行った。(図2)(写真2)長軸伸張に対する刺激の強さはたるんだ紐を伸ばすような刺激で行う。約90~120秒間の持続圧を加える(個人差あり)。上肢の外旋動作の可動域改善、腕橈骨筋の圧痛・胸郭の拡張が現れたら施術を終了する。側臥位での施術写真4写真2◆症例1(写真3・4)患者:41歳(女性)デスクワーク施術日:平成27年3月9日主訴:上肢の拳上時痛(写真3)3月8日から疼痛出現。テニスを行いサーブを打った際に痛みが出た既往歴:左足首捻挫その他:特になし結果:痛みが消失し可動域が改善された(写真4)◆症例2患者:60歳(女性)スーパー勤務施術日:平成27年5月19日主訴:上肢の拳上時痛5月18日から疼痛出現。髪を洗おうとした際に肩に痛みが出る既往歴:特になしその他:脂肪肝結果:上肢の拳上時、最終段階(150°ほど)で出ていた疼痛が消失し可動域制限も改善された◆症例3(写真5)患者:66歳(男性)施術日:平成27年6月17日主訴:首の痛み・肩甲骨内側の痛み6月14日から疼痛出現寝違いと訴え来院(6月12日5時間PC)既往歴:食道がん→ope(H23年):左鎖骨骨折その他:胃腸薬服用結果:頸部・背部に出ていた疼痛が改善し、頸部・上肢の可動域制限(回旋)の改善が現れた写真3写真542