ブックタイトル第9回 大阪学術大会論文集 2015

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概要

第9回 大阪学術大会論文集 2015

柔道整復師による靴のフィッティングと靴の履き方・選び方の指導中山健司堺市北支部■キーワード靴、足計測、外反母趾、浮き指■はじめに近年、市民マラソンやウォーキングなどの健康ブームにより靴を履いて運動をする機会が増えているが、その際に大き過ぎる靴や悪い履き方により逆に健康を害し怪我の原因になるケースが増加していることが臨床でよく見られる。私が所属している足と靴の重要性を啓蒙しているNPO法人オーソティックスソサエティーは全国で足の健康広場と称して足の計測相談会を実施している。その調査によると、足に合っていない大きい靴を履いている方の割合は89%との結果が出ている。そこで、意外と知られていない靴からの痛みの関係調査とこれらの現状と対策として柔道整復師が指導できる方法を紹介する。■方法フットゲージとメジャーを用いて足長・足囲(荷重位・非荷重位)・足幅(荷重位・非荷重位)を計測。■結果靴サイズの捨て寸を考慮して差異が1センチ以上を大きめの靴と考えると、男性83%・女性73%が大きめの靴を履いているとの結果が見られた。足囲に関しては男性では荷重位2E非荷重位B、女性では荷重位D非荷重位Aが平均値として多く、荷重位と非荷重位には差があり、足幅は細い傾向であることが見られた。(図2・3)結果・男性■目的平成26年10月24日(金)に大阪マラソンエキスポ2014ミズノブースにおいて足の計測相談会を有志で行い、マラソンランナー114名(男性64名・女性50名)に対し足サイズと靴サイズとの差異と、足長・足囲・足幅の荷重位と非荷重位について男女別に平均値を調べた。(図1)図136