ブックタイトル第8回 大阪学術大会論文集

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概要

第8回 大阪学術大会論文集

青壮年男性の跳躍にパートナースタティックストレッチが及ぼす影響20秒群動作時肩関節可動域SS前平均43.1度<20秒群>SS前後で0.5度上昇表7SS後平均43.6度-SE60秒群、20秒群ともにストレッチ前後で有意差は認められなかった。■アンケート結果23<質問>60秒SS後の身体の状態■考察実験結果より、SSには肩関節可動域を上昇させる効果がある。しかし、動作時では上昇した肩関節可動域は表れていないため、肩関節可動域はパフォーマンスに影響がないと考えられる。アンケートの結果より、20秒間のSSで体が重くなったと回答した者が0%であるのに対して、60秒間のSSでは53%であった。以上のことから今回の実験で、60秒群のパフォーマンスが低下した理由は、実施時間が長くなることによる疲労の蓄積であると考えられる。■結語今回、SSの範囲を全身に広げても実施時間が長いとパフォーマンスに悪影響がでる可能性があるという結果が得られた。パフォーマンスに影響を与えるものとしては、疲労度の蓄積が考えられた。以上のことから、パフォーマンスの面に関しては、SSの実施時間は20秒を目安にした方が良いことが示唆される。表8<質問>20秒SS後の身体の状態■参考文献1)山口太一,石井好二郎(2007):運動前のストレッチングがパフォーマンスに及ぼす影響について-近年のストレッチング研究の結果をもとに-:pp.1-8.2)山口太一(2013):ストレッチングの研究を語る-ダイナミックストレッチングとスタティックストレッチングの用い方-.月刊スポーツメディスン6月号:pp.4-21.3)文部科学省:http://www.mext.go.jp/4)NPO法人日本ストレッチング協会:http://j-stretching.com/5)全国柔道整復学校協会:柔道整復学・理論編:pp.420-428.表906