ブックタイトル第8回 大阪学術大会論文集
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第8回 大阪学術大会論文集
柔道形の投げ動作における初心者と有段者の動作解析■結果2図8-1のスティックピクチャーの赤と青が有段者、黄色と緑が初心者である。有段者群は初心者群より肩車の投げ動作への移行が早く、無駄な動きもなくしっかりと相手を担ぎあげていることがわかった。図8-2は先ほどの重心・腰角度・膝関節の3つの角度を上から順に肩車の動作区間を抽出した正規グラフである。初心者群は有段者群と比べると、全体的に動作の移行が遅く、腰角度や膝関節角度では有段者よりも高低差のある結果が出た。対して有段者は重心、腰角度、膝関節角度のピークがそろっていた。図9-1図9 -2図8-1■結果4初心者群と有段者群の受を肩に持ち上げる際に体幹の前傾についての最大値と差をグラフで示した。見ている方向は側方からのY軸で、体幹前傾が大きいほど最大値が高くなっていく。グラフから初心者群が有段者群よりも最大値が高くなっていることがわかる。初心者群は前傾姿勢となり、重心が前に移動しやすくなることで、より不安定な体勢を招きやすくなるといえる。前傾[∠zx]姿勢最大値と差の平均値と標準偏差図8-2■結果3先ほどの有段者と初心者を頭上からみたスティックピクチャーと重心の軌跡のリサージュグラフである。有段者は重心の軌跡範囲が狭く動きが安定していることが、初心者は軌跡範囲が横に流れていることがわかった。(図9-1、9-2)図1022