ブックタイトル第8回 大阪学術大会論文集

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概要

第8回 大阪学術大会論文集

柔道形の投げ動作における初心者と有段者の動作解析analyzerにてマーカー追跡し、3次元座標、角度を表示しデータ結果の解析を行った。図3 -2■方法1実験方法は、本校在学中の1~3年生を対象とし、口頭にて実験内容を説明し、同意を得て行った。受けは初心者群、有段者群とも公平にするために全て同じ有段者一名が行った。動作前には統一性を出すために「財団法人講道館投げの形」に記載されている肩車を見せ動作を行った。また動作解析の収録時には、解析に必要なマーカーを1肩峰2外側上顆3尺骨茎状突起4大転子5膝関節外側6足関節外果7第5中足骨基底部に左右1つずつの計14個つけ、4台のカメラで120コマ/秒で撮影した。本来であれば、形は柔道着を着て行うのが良いがマーカー追跡が困難になり角度計測が不可能になるのでマーカー装着の邪魔にならない服装で行った。図5-1図5-2図4■方法2測定場所は本校5階の柔道場にてkineme tracerを設置し、コントロールオブジェクトにて位置の微調整をし、動作のキャリブレーションを行い撮影範囲の設定を行った。マーカーをつけた被験者に投の形「肩車」をしてもらい動画を撮影。撮影したデータをkineme■分析方法Kineme analyzerにて三次元化したマーカーをスティックピクチャーで表示させ、投げ動作時の重心位置、腰角度、膝関節の角度を数値化し初心者と有段者を比較した。図6-1は実際にマーカーを装着し肩車を行った様子であり、図6-2はkineme analyzerにてマーカーを抽出し、計測を行ったスティックピクチャーである。このスティックピクチャーの両肩峰と両大転子の動作を抽出することで体幹部に仮想重心を決定することが可能になり、この仮想重心を用いて重心の移動と加速度を計測したのが図6-3の二次元での線グラフである。この線グラフの上下は重心の高低、左右は動作の加速度を表している。つまり、この線グラフが上下に伸びている場合は重心移動が大きく動いていることを、左右に短い場合は動作が素早いことを表している。このデータを三次元で解析し、重心の移動を追いかけたものが図6-4のグラフである。このグラフは上空20