ブックタイトル第8回 大阪学術大会論文集
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第8回 大阪学術大会論文集
TERVE北大阪活動報告「妨げられた」ことを示す。8心の健康(MH)高ければ「過去1ヶ月間におちついていて楽しく穏やかな気分であった」ことを、低ければ「神経質でゆううつな気分であった」ことを示す。■SF-36を配布した対象について男女別の人数は男性1名、女性9名の合計10名。年齢について全体の平均年齢は64.5才、男性は74才、女性は63.4才だった。SF-36を配布した者の構成健康状態やQOLを向上させるためには、運動が不可欠とされている。しかし、SF-36の結果は運動だけではなく運動以外の要素も重要になってくることを示唆していると考える。こういった運動の指導では運動強度の設定を間違えると、「相手にとって良かれ」と思ってすすめたものでも受け入れて継続してもらえると限らない。■ボルグ係数運動強度の設定が非常に重要であるが「ボルグ係数」を目安にするのが良いと思われる。非常に楽(6)~かなり楽(7~9)~楽(10~12)~ややきつい(13)~きつい(14~16)~かなりきつい(17~18)~非常にきつい(19~20)と区分があるが、主観的なものであるので運動を行う各個人の体感が目安になる。理想的な強度はややきつい(13)前後が安全でしかも効果が得られるとされている。歩き終わった時点でほんのりと汗ばみ、「ああ楽しかった。明日も歩きたいなあ」と思えれば理想的な強度で行われたと判断する目安となる。表1主観的運動強度(ボルグ係数)■SF-36による健康状態、QOLの得点及び偏差値計算可能であったPF(身体機能)、RP(日常生活機能)、BP(身体の痛み)、VT(活力)、SF(社会生活機能)、RE(日常役割機能〈精神〉)について表に示した。やはり、不参加群とはいうものの平均年齢が低いためか、どの項目でも参加群を上回っている。SF-36による健康状態の把握(得点)20191817161514131211109876非常にきついかなりきついきついややきつい楽かなり楽非常に楽スポーツ&トレーニング運動強度としては主観的運動強度13前後(ややきつい)が安全でしかも効果が得られる。運動療法図8表2SF-36による健康状態の把握(偏差値)■最後に前述したが、「骨、関節、筋腱軟部組織の専門家」である柔道整復師の強みを生かしていくべきであると思う。歩行は日常生活では欠かせない動作であるので、リハビリからトレーニングまで幅広く生かせる。既に取り組まれている先生方もいらっしゃるだろうが、柔道整復師業務の指導管理の手段として最適ではないかと考える。表317