ブックタイトル第8回 大阪学術大会論文集

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概要

第8回 大阪学術大会論文集

TERVE北大阪活動報告体験会の回数を重ねるにつれて気になることがあった。「参加者の健康状態」に望ましい影響があるか?ということである。そこで「SF-36」を使用してQOLを知る手がかりとすることとした。万人に共通の概念で作られている。様々な疾患の患者や病気にかかっていない人のQOLの測定、あらゆる状況下での健康状態の比較も可能なものである。なお、今回は自身で選択する様式を使用することとする。豊中市豊島公園にてSF-36の質問例図4川の駅はちけんやにて図5広島県尾道市因島大浜町にて図6■SF-36とはSF-36はアメリカで作成された健康関連QOLを調べるための尺度である。現在では170カ国以上の言語に翻訳されて国際的に広く使用されている。健康について図7■SF-36の指標の略語下記に示した尺度で得点を計算する。1身体機能(PF)高ければ「激しいあらゆる活動が可能」であること、低ければ「入浴や着替えなどを自立して行うことが難しい」ことを示す。2日常役割機能(身体)(RP)高ければ「過去1ヶ月間の活動や仕事において身体的な理由で問題がなかった」こと、低ければ「問題があった」ことを示す。3身体の痛み(BP)高ければ「激しい痛みに日常の活動や仕事を妨げられることが無かった」こと、低ければ「妨げられた」ことを示す。4全体的健康感(GH)高ければ「健康状態は良い」、低ければ「良くない、徐々に悪くなっている」ことを示す。5活力(VT)高ければ「過去1ヶ月間いつでも活力にあふれていた」こと、低ければ「疲れ果てていた」ことを示す。6社会生活機能(SF)高ければ「過去1ヶ月に家族、友人、近所の人その他の仲間との普段の付き合いが妨げられなかった」こと、低ければ「妨げられた」ことを示す。7日常役割機能(精神)(RE)高ければ「過去1ヶ月間に仕事や普段の活動が心理的な理由で妨げられなかった」ことを、低ければ16