ブックタイトル第8回 大阪学術大会論文集

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概要

第8回 大阪学術大会論文集

TERVE北大阪活動報告■ディフェンシブスタイルとアグレッシブスタイル運動強度によって4段階ある。トレーニングの性格の強い「アグレッシブスタイル」とリハビリテーションや歩行補助の性格の強い「ディフェンシブスタイル」は対象となる者の状態や目的に合わせて使う。(図2)違いはポールの形と接地するときの角度にある。■体験会の様子体験会といえども、それなりのリスクを伴う。準備体操を最初にしてもらうことで心拍数を少しずつ上げていき、歩くための準備をしてもらう。準備体操に要する時間は約10分間。少し汗ばむ程度。準備体操は「ノルディック・ポール」そのものに慣れてもらう過程でもある。人間は二足歩行が原則なので両■ストレッチ体験会の最初と最後にはストレッチを行う。ポールを使いながら行うことで、より安定した上でダイナミックな動きも可能になる。一般的に行われている「準備体操」「整理体操」も大半はポールを使いながら行うことが可能である。(図3)手でポールを使いながら歩くことは慣れを要する。続いて公園内を約2キロ歩いてもらうが、身体状況によっては短縮してもらうこともある。「周囲に迷惑を掛ける」ことを気にしてオーバーペースとなる参加者もあるので「顔色」「呼吸」などを観察しながら体験してもらう。最後に整理体操を行う。整理体操でも参加者の動き■TERVE北大阪について平成24年にノルディック・ウォークを体験し、より元気に健康になってもらおうと立ち上げた。主に第二日曜日を中心に豊中市の豊島公園で活動しているが、毎年1~2回程度は遠征を行っている。に気を配ることが肝要となる。意外と「痛み」を訴えない参加者もいる。体験会を終えると「次回も楽しみ」であるとの声をいただく。景色の良いところを歩きたいといった反応もある。そこで、豊島公園以外での体験会を開催することとした。「自分で移動」することが、非常に大切な■参加者のプロフィールものとなる。参加者は自立した歩行が可能な方で平均年齢は70歳となっている。ストレッチ・準備体操の一例■ポールを持って行う準備運動足首を回すポールを突いたまま左右の足を地面に着けて、大きく回したりひねったりしましょう。腕の準備運動ポールを前に突いてしゃがんだら、ポールに思い切り体重をかけて腕の力で立ち上がりましょう体側を伸ばす両手を肩幅より少し広めに開いてポールを持ち、頭の上に上げます。そのまま上体を左右に倒して、体側を伸ばしましょう。足の準備運動1背中を伸ばすポールを前に突いて両手でグリップを持ちます。そのまま背中をまっすぐに伸ばし、膝を曲げましょう。腕を伸ばすポールを背中側に回し、上下に軽くポールを伸ばすよう引っ張って腕を伸ばします。ポールを片手でまとめて持ち、もう片方の手で同じ側の足をつかんでお尻に引き寄せます。反対側も同様に。足の準備運動2ポールを肩幅に開き、やや前方に突きます。そのまま足を大きく振り子のように振って、足の付け根や腰をほぐしましょう。腰を伸ばす腕を肩幅くらいに開いてポールを持ち、そのままゆっくりと上体を前に倒していきましょう。肩を回す左上の体勢からポールを前に突いたまま、前後に動かすようにして肩を大きく回します。足の準備運動3上のイラストの状態から、今度は足を大きく左右に振ってみましょう。ポールを蹴らないように注意して。足を伸ばすポールを前に突き、足を前後に大きく広げます。そのままゆっくり腰を落として、足の裏側を伸ばします。腰を回すポールを背中に当て、足を肩幅に開きます。そのまま腰を軸にポールを回すようにして、体を回します。図315