保険について

1.初検料

小児の「肘関節脱臼」で2日間施術後治癒となった患者が、その治癒した当日新たに負傷した場合、もう一度初検料算定は可能でしょうか?

算定可能です。この場合、「摘要」欄に治癒と申し渡した時間と新たに負傷した時間を記載して下さい

無病の取り扱いについて教えてください

支給基準に「患者が違和を訴え施術を求めた場合で、初検の結果何ら負傷と認むべき徴候のない場合は、初検料のみ算定できること」と記されています。従って、初検料のみ算定できます。

2.休日算定

休日に往療した場合休日加算は算定可能ですか?

休日に往療した場合は往療料は算定できますが休日加算は算定できません。

日曜日に急患があり施術中、別の急患が来院してきました。この場合、他の患者が来院中の初検になるので、どちらか1人しか休日加算できないのでしょうか?

日曜祝日に緊急やむを得ない理由により受療した患者の場合は全て算定可能となります。

3.骨 折

趾骨の骨折、不全骨折の場合の算定方法を教えてください。

指・趾骨の骨折における施術料は、骨折の存在する指・趾の1指(趾)を単位として所定料金により算定し、指・趾骨の不全骨折における施術料金は、1手又は 1足を単位とし所定料金により算定して下さい。

打撲で施術中、対診の結果、骨折と判明。その場合の請求方法を教えてください。

打撲の転帰は骨折と判明した前来院日に中止とし、2傷目に骨折の傷病名を記載します。2傷目の負傷年月日は1傷目と同じになり、医師の同意を得て施術した日から骨折の後療料金で算定します。「摘要」欄には同意年月日・同意医師名を記載して下さい。

4. 拘縮後療

拘縮後療の算定について教えてください

骨折、不全骨折の後療を医師から依頼された場合であって、拘縮が2関節以上に及ぶ場合に算定可能です。ただし、この場合、傷病名の後に(拘縮後療)、「摘要」欄には同意年月日・同意医師名を記載して下さい。

医師より「右第3指関節腱断裂」で拘縮後療を依頼された場合、拘縮後療料を算定できますか?

拘縮後療料は算定できず、算定は通常の捻挫、打撲又は挫傷の後療料となります。傷病名は「右第3指関節腱断裂(外科後療)」と記載して下さい。

5. 外科後療

医師から後療の依頼を受けた場合、「○○圧迫骨折」「骨盤骨骨折」「膝蓋骨骨折」「肩甲骨骨折」など、算定基準にない骨折・不全骨折の傷病名を使用できますか?また算定はどのようにしたら良いですか?

傷病名はそのまま使用し、傷病名の後に(外科後療)、「摘要」欄には同意年月日・同意医師名を記載し、外科後療として算定して下さい。

6. 近接算定

近接部位のことでお尋ねします。「腰部捻挫」と「腰殿部打撲」だと近接部位になるが、「殿部打撲」であれば算定可能でしょうか?

「殿部打撲(下部)」であれば算定できます。尚、「腰部打撲」と「殿部打撲」については、一部位として扱うとの通達がありますので、上下表示があっても算定不可となります。

「頚部捻挫」と「肩部打撲」とでは近接算定になるでしょうか?

「頚部捻挫」と肩峰より内側の「肩部打撲」は近接算定となります。「肩部打撲(外側)」は算定可能です。従って請求の際には「外側」と明記する必要があります。

両肩の「肩関節捻挫」と同じに生じた「背部打撲」は近接算定になるでしょうか?

「背部打撲」が下部であれば算定可能です。従って請求の際には「下部」と明記する必要があります。

7. その他

スポーツ中に殿部の筋を負傷しました。打ちつけたわけでもなく、動作の中での負傷でした。この時の負傷名は殿部打撲で良いでしょうか?

この場合は打撲では整合性がなく「挫傷」にあたります。よって負傷名は殿部挫傷となります。 殿部周辺(大・中・小殿筋等周辺の軟部組織)の挫傷が発生した場合は、殿部挫傷として算定しても差し支えありません。

近隣の病院の医師より、入院患者の施術を依頼されました。この場合柔道整復術療養費として保険請求は可能でしょうか?

患者が外出又は外泊時に負傷して来院された場合は応急手当として、初回の施療のみ請求できますが、以後の後療については算定できません。従って医師から依頼があっても、当該医療機関に往療した場合、患者が施術所に出向いてきた場合のいずれであっても、支給対象外となります。

支給申請書の負傷名の記載順序について教えてください。

負傷名の記載順序については負傷年月日(施術録の記載順)を原則とするが、逓減率を勘案して骨折、不全骨折および脱臼については初検時のみ優先記入して差し支えありません。
尚、初検時の負傷名の順序は以降変更できない事とされておりますのでご注意下さい。

「交通事故」による負傷で健康保険を使えますか?

使えますが手続きが必要です。患者から保険者へ連絡し「第三者行為による傷病届」を提出していただきます。「第三者の行為」による負傷も同様です。