活動について

2016.01.23

第3回専門講座 施術における総合鑑別力アップについて

 

1月23日(土) 、本会会館において好評を博している河井 好照先生の専門講座が開催されました。

柔道整復師が取扱う疾患は「骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷」ですが、その他の疾患が関係しているケースもあります。

患者さんの症状は多岐にわたることがあり、医師に「対診」を依頼するのかどうかについて総合的に判断できるスキルが求められています。

疾患に類似した症例を検討し、どのように鑑別診断を行った上で「対診」を依頼するか否かを判断するのかをグループワーク形式で進めました。

例えば「肩が痛い」と来院された患者さんを、直ちに「肩の捻挫」と鑑別せず、問診を十分に行い総合的に判断する必要があります。そこには他の疾患が関係しているかもしれないからです。

受講者の1人は「総合的に判断することが患者さんを早く回復に導くことに繋がることが良く分かった」と話しておられたように、日々の施術に取り組む上で大変有意義な講座となりました。

広報事業部 常門 裕明